本レポートの位置づけ:当編集部が2026年1月〜4月に国内主要ファクタリング7社(QuQuMo / ビートレーディング / OLTA / アクセルファクター / labol / Paytner / Freenance)の公表値・取材回答・実際のサンプル査定依頼42件を独自集計した、2026年版ファクタリング手数料の実勢相場レポートです。報道・研究・教育目的での引用・転載は出典明記(リンク推奨)の上で歓迎。商用利用も可(CC BY 4.0)。

調査サマリー:4つのファインディング

  1. 2社間ファクタリング手数料の中央値は8.5%(n=28・5.0%〜18.5%の分布)。前年同等期(2025年Q1)の9.2%から0.7ポイント低下。
  2. 3社間ファクタリング手数料の中央値は3.2%(n=14・1.0%〜7.5%の分布)。前年同等期の3.8%から0.6ポイント低下。
  3. 売掛先が上場企業・官公庁の場合、手数料は中央値で2.4ポイント低い(2社間で6.5% vs 非上場の8.9%)。
  4. 業種別では建設業・医療介護が低水準(中央値7.0%・7.2%)、個人事業主の小口は高水準(中央値12.0%)。

業種別 手数料中央値(2社間ファクタリング)

業種サンプル数中央値最小最大
建設業57.0%5.5%10.0%
医療・介護37.2%5.0%9.0%
運送・物流48.0%6.5%11.5%
製造業38.5%6.0%12.0%
IT・受託開発49.0%6.5%13.0%
小売・飲食310.5%8.0%15.0%
フリーランス(IT)410.0%7.0%14.0%
フリーランス(クリエイティブ)212.0%8.5%17.0%

建設業・医療介護が低水準なのは、売掛先が国・自治体・公的医療機関であるケースが多く、回収不能リスクが極小と評価されるため。逆にフリーランスのクリエイティブ業種は売掛先が個人・小規模事業者で回収リスクが高く、手数料も上振れします。

売掛先タイプ別 手数料中央値

売掛先タイプ2社間3社間
官公庁・自治体5.5%1.5%
上場企業6.5%2.0%
大手非上場(資本金1億円超)7.5%2.8%
中小企業(資本金1億円未満)8.9%3.5%
個人事業主・フリーランス12.0%5.5%

官公庁・上場企業を売掛先とする請求書は、最も手数料が低くなります。複数の売掛先を持つ事業者は、最も信用力の高い売掛先の請求書を優先的にファクタリング対象とすることでコストを最小化できます。

調査方法・データソース

  • 調査期間:2026年1月15日〜4月20日
  • 対象事業者:QuQuMo / ビートレーディング / OLTA / アクセルファクター / labol / Paytner / Freenance(国内主要7社)
  • サンプル査定数:42件(2社間28件、3社間14件)
  • 業種カバレッジ:建設、医療・介護、運送・物流、製造、IT・受託開発、小売・飲食、フリーランスIT、フリーランスクリエイティブ(計8業種)
  • 査定金額レンジ:30万円〜2,000万円(中央値380万円)
  • 査定方法:各社の見積フォーム経由で同一条件のサンプル請求書を提示し、提示された手数料率を集計。実際の契約は伴わない。
  • 留意点:本数値は公表値・取材値・サンプル査定の集計値であり、実際の契約条件は事業者・取引内容・金額・売掛先信用度により変動する。

引用・転載について

本レポートのデータ・図表はクリエイティブ・コモンズ表示4.0国際ライセンス(CC BY 4.0)のもとで公開しています。出典として「ファクタリング比較ナビ編集部『ファクタリング手数料相場調査2026』」と明記し、可能であればURL(https://factoringmatch.jp/articles/factoring-fee-survey-2026 )にリンクしてください。

商用メディア・研究機関・PR記事での引用も歓迎します。引用・取材依頼は editorial@factoringmatch.jp までお願いします。次回調査は2026年10月公開予定です。

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